研修・育成・資格支援制度

「高齢者の方々が安心して暮らせる医療・福祉サービス体制の構築」という組織目的を達成するためには、職員一人ひとりのスキルアップと思いの共有が欠かせません。

また、赤門ヘルスケアグループの人事制度は年功序列ではなく能力や熱意・人柄を重視しており、「入職数年で部長・次長といった役職に抜擢された」、「熱意・人柄を買われ経営に参画する部署へ配属され、その後部長にまで昇進した」といった例も少なくありません。このように能力や熱意・人柄を重視するうえで、より多くの職員が自立型人材へと成長できるよう様々なプログラムにより積極的に研修・支援を行っています。

これらの研修や委員会への参加を通じて自身の進む道を見つけ、学習し、スキルや考え方を身に着け、それらを発揮するチャンスをすべての職員が持っています。

キャリアアップ制度

介護プロフェッショナルキャリア段位制度

厚生労働省は、介護事業所・施設内におけるOJT(On-the-Job Training)を通じて介護職員の実践的な職業能力の向上を図りつつ、その能力を評価・認定することにより、介護事業所等における人材を育成することを目的とし「介護職員資質向上促進事業」を掲げています。そのうちのひとつが「介護プロフェッショナルキャリア段位制度」です。

この制度は、職業能力を評価する仕組みであり、企業や事業所ごとにバラバラでない共通のものさしをつくり、これに基づいて人材育成を目指しています。当グループでは、事業所内において介護職員のキャリアアップを推進・支援していく役割を担う人材「アセッサー(評価者)」が16人在籍(平成30年1月現在)し、積極的に実施しています。

介護プロフェッショナルキャリア段位制度について詳しくは以下のサイトをご覧ください。

介護プロフェッショナルキャリア段位制度

社内研修の開催

当グループには高度な知識や技術、経験を持った職員が数多く在籍しています。そうした職員自身が講師となり研修を実施することで、受講した職員への波及はもちろん、講師をした職員自身の成長にもつながると考え社内研修の機会も積極的に設けています。そのほか、動画を用いたビデオ研修や外部講師を招いた研修も行っています。その内容は、新人研修・中堅研修といった基本研修を始め、看護・介護技術や接遇、関係法令の知識、薬剤に関する勉強会など多岐にわたります。

過去には認知症看護・介護の専門性を追求するため、福祉先進国スウェーデンより認知症専門医等を招き研修を実施するとともに、スウェーデン現地への視察・研修を行うなどの取り組みも行ってきました。さらには、当グループの認知症に対する取り組みを知った元ブルガリア大使からの要請を受け、ブルガリアからの研修生を受け入れるなどグローバルな活動も行っています。

社外研修への参加支援

医療・福祉のあり方と高騰する医療費の問題は常に我が国の重要課題であり、医療・福祉に関する諸制度は様々な見直しが頻繁に行われています。さらに、技術の飛躍的進歩や時代・ニーズにあわせた考え方の変化など、医療・福祉を取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。

そのような変化に適切に対応するためには社内研修やOJTだけでは不足すると考え、さらなる向上心を持った職員には、研修費用や交通費の負担、勤務時間を利用しての受講など、社外研修への参加も積極的に支援しています。

委員会活動

事業所をまたいで「グループ全体のサービスの質の向上」を目的に委員会活動を行っています。その内容は、接遇委員会や研修委員会、給食委員会、記録改善委員会など多岐にわたります。

人事考課制度

能力開発、理念・方針の浸透、処遇への活用を目的とした人事考課制度を導入しています。「能力」「行動」「成果」の観点から多面的に評価をし、フィードバック面談を実施することで、納得性が高くさらなる成長へとつながります。また、コミュニケーションを活性化し活力ある組織風土の形成にもつながっています。

資格取得支援

医療・福祉には、看護師や理学療法士、介護支援専門員など職種・業務によっては所持が必須なものや介護福祉士や介護職員初任者研修など所持することでより高く評価される(有用な)ものなど多種多様な資格があります。これら資格を取得することは職員個人のスキルアップとなり、職員一人ひとりの成長はグループの成長だと考え、より良いサービスを提供するために資格を取得・学ぼうとする職員を私たちは応援しています。

業務上必要/有用と認められた場合には、資格取得のために必要な講義・研修・試験等の実費や交通費などを当グループが全額負担し、資格取得後3年間在籍していただければ返済が全額免除となる「業務上必要な資格の取得費用貸与制度」や一定の条件において資格を取得した場合には報奨金(一時金)を支給する「資格取得報奨金制度」などがあります。